インドネシア スラウェシ ママサ
スマトラ島のマンデリンとインドネシア産コーヒーの2大双璧をなすともいえるスラウェシ島産コーヒー。
スラウェシ島はトラジャコーヒーの生産地としても有名です。スマトラ島で採れるとマンデリンと名が付き、スラウェシ島で採れると、その地方名を取ってカロシやトラジャと呼ぶルールがあります。
この「ママサ」はトラジャコーヒーの名前の由来となったタナ・トラジャ県の西隣に位置する県で、このママサ県はタナ・トラジャ県ではないため、「トラジャコーヒー」として販売できないことになっています。
しかし、隣接する同じ標高の地域で栽培されており、名前は違えどトラジャに近いコーヒーなのです。 かつて名品と謳われながら、第二次大戦後、荒廃しきった農園からもう再建は難しいといわれたママサ県産コーヒーが、 インドネシア政府と民間企業の尽力により見事に復活しました。
濃厚で甘みのあるコクと口当たりのやわらかさとほろ苦い余韻。そして世界中を虜にした複雑で独特な芳香!
ガツンと来る刺激はありません。しかし一言では言い難い深み、香り、コクや甘みを醸し出しています。なめらかなコクと後に残る余韻は、世界のコーヒー通から賞賛され続けています。