ニカラグア エル・ススピロ ブルボン パルプドナチュラル
エル・ススピロ農園は、マタガルパ北部アランフェスの山間に位置するミエリッヒ・ファミリーが所有する農園の中でも最も小さな農園です。
水資源の豊かなエリアで、標高の高いススピロ農園は、肥沃な土壌と原生林によるシェードも相まって、ブルボン種を栽培するのに適した農園とされています。そうしたこの地特有の生産環境は、驚くほどフルーティでフレーバフルなコーヒーを生み出しています。
パルプドナチュラルのプロセスは、丁寧に収穫されたチェリーをパルピングし、100%ミューシレージが付着した状態で翌朝までドライファーメンテーションを行った後に、最初の2日間はミューシレージを乾燥させるためにビニールパティオの上で予備乾燥が行われ、1日に3〜4回ほど撹拌をしながら水分値を50%ほどまで下げます。その後、室内の3段組みのアフリカンベッドへ移動し、最上段で水分値が15%程度になるまで乾燥、その後2段目、3段目と移し替え10日〜12日かけて12%程度の理想的な水分値までゆっくりと本乾燥をさせています。
そうして幾重にも人の手間が加わって出来上がったエル・ススピロ パルプドナチュラルは、Suspiroの意味でもある”ため息”の出るような甘くフルーティな風味を有します。
レッドアップルやパパイヤなどの風味を軸に香ばしいアーモンドのようなアロマも感じられる印象がありつつ、オレンジやラズベリーなど華やかなフレーバーとダークチョコレートのような甘さのあるマイルドなバランスのコーヒーに仕上がっています。
