ジャマイカ ブルーマウンテン NO1 ブルーマウンテン地区
ジャマイカで生産されるコーヒーは大きく2種類に分けられます。ジャマイカと言えば、優雅な香り、調和の取れた甘味のある味わいから”コーヒーの王様”と称される「ブルーマウンテンコーヒー」が有名です。
しかしブルーマウンテンと呼べるのは、コーヒー産業公社(Coffee Industry Board”CIB”)の定めた、ジャマイカ東側に連なるブルーマウンテン山脈(2,256m)の内側にあたる”ブルーマウンテンエリア”で栽培されたコーヒーだけで、エリア以外で生産されたコーヒーに『ブルーマウンテン』の名称は使用してはならないと定めました。
「ブルーマウンテン・エリア」のほとんどは険しい斜面の山岳地帯で昼夜の寒暖差が平均8℃以上にもなるため、昼間に蓄えた養分を失うことなく蓄えることが出来ることからコーヒーの良質な酸やコク、深い甘味が芳醇に形成されます。
また弱酸性の土壌、豊富な雨量、さらにブルーマウンテン山脈の名を示す霧が頻繁に発生して、コーヒーの木だけでなく土壌にも適度な水分を補給し、コーヒーの栽培には最高の条件が備わった理想的な栽培環境です。
樽詰めで輸出されるのは、ブルーマウンテンだけです。ブルマン樽はアメリカの温帯林の木材でにおいがありません。樽詰するメリットは、木が内外の湿気を吸収・放出することによって、大きな変化を与えず、輸送時などに発生する急激な温度変化を緩和します。コストも手間も掛かりますが、樽は最高級の品質を保持する為の重要な役割を担っています。
甘い香りとなめらかな舌ざわり。甘み・苦み・酸味・コク、全てにバランスのとれた最高級コーヒー。非常に良いバランスを保ちながら、良質の酸味が全体を引き締め、まろやかな甘味の残る後味は、他のコーヒーの追随を許しません。